新人看護師とプリセプター

新人看護師として現場に出ていく際は、誰もが不安をたくさん抱えている。医療機関は命を預かるところであり、1つのミスが大きな責任問題となる。そのため、新人の看護師に対する研修制度は充実しており、現場に出てから様々なことを学ばなければいけない。

多くの場所で採用されているのが、プリセプターと呼ばれる研修制度である。この制度は、新人が現在働いている先輩看護師の下について一緒に行動し、看護に関する技術や人との接し方を学ぶOJTである。一緒につく看護師は採用から5年程度の比較的若い人が指導役になることが多く、技術を教える相手だけでなく、困ったときの相談相手としての役割も担っている。

ただし、どのような指導役に付くかによって身に付けることができる技術には大きく差ができる。その後の自身のスキルにも関わってくるため、十分な指導を受けられない先輩についた場合は、自分で積極的に勉強をすることが重要だ。

そして、新人看護師として意識しなければならないのが、看護の仕事はチームプレイで成り立っているということだ。看護の仕事をしていて患者さんと接していると、専属のようなイメージを持ってしまうことが多いが、これは間違いである。チームプレイではみんなが一人の患者さんを見ることが求められる。その際、みんなが一人の患者さんを見ることが求められる。

そこで、病院の仕事で大変重要な役割を担っているのが引き継ぎである。引き継ぎの書類は非常に多く、細かいところまで書く必要があるので、この作業だけで嫌になってしまう新人が多い。しかし、引き継ぎがしっかりとされていないと病気の発見を見逃したり、命に係わるミスにつながることもあるため、引き継ぎは決して気を抜いてはいけない。